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2009年08月15日

会計上の利益にとわれてはいけない

利益は会社の栄養

などと、表現され、

売上を伸ばすことではなく、利益を上げることが大切

と、いわれたりします。

 

しかし、この「利益」について、キチンと考えてみたことはありますでしょうか?

 

実は、この「利益」の概念はとても曖昧で、うつろい易いものなのです。

「利益」を「定理」のように、「絶対のもの」のように考えてはいけないのです。

 

例えば、「会計基準の変更」は、「利益」概念の変更を意味します。

新聞などで、会計基準の変更という言葉が出てきたら、「また利益の概念が変わるんだな」と思ってください。

 

また、会計基準の変更でなくとも、会計の仕組には、曖昧な部分がたくさんあるので、同じ会社の経理処理でも、処理をする担当者が変われば、利益が異なるということが起こりえます。

私自身においても、同じ会社の同じ資料から2度決算をして、同じ利益を計上する自信は全くありません。

利益とはそういうものなのです。

今回は、その利益算定の仕組について考えてみたいと思います。

 

会計では、「お金」に関係あるもので、「貨幣価値として評価できる」を

資産・負債・資本・収益・費用

という5つの要素に分類します。

 

それぞれの意味は、このようになります。

資産 
 現金、動産、不動産など、おおよそ財産
負債 
 おおよそ借金
資本 
 株主から集めたお金と過去の利益の積立
収益 
 売上など
費用 

 売上を得るための原価や、会社を維持していくために支払わなくてはならない支出

 

そして、これらの関係を図示すると、このようになります。

youso-1.jpg

大切なのは、

資産+費用=負債+資本+収益

となるところです。

 

ところで、この図には、利益という要素がありません。

利益はこの図を、資産と費用、資本と収益の部分で、上下2つに切り離して考えることにより、初めて認識できます。


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投稿者: 松波 竜太

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