エクセルで「売上や販管費」の相関分析をする際の会計ソフトの設定上の注意点
「エクセルで「利益⇔売上・販管費」の相関分析をする」のコメントにも書きましたが、やはり、できる限り「販売費及び一般管理費」を16項目以内に収めた方が良いと思います。勘定科目をエクセルの回帰分析に合うように、16変数まで勘定科目を削除にする際に、でたらめに科目を選んで削除してしまうと、重回帰分析を行うと補正R2の値が異常に低くなります。
私の使用している、統計ソフトでは全て自動計算できるのですが、最も補正R2が高くなるのが、説明変数17項目のときで、この場合の勘定科目は
勘定科目 偏回帰係数
売上高1 0.9988
売上高2 1.0130
販売員給与 -1.2837
商品仕入高 -0.9053
広告宣伝費 -1.2560
発送配達費 -2.0094
支払手数料 -1.0400
役員報酬 -1.2594
従業員賞与 -102955
法定福利費 -0.6873
厚生費 -3.4145
地代家賃 -0.7591
事務用消耗品費 -4.6369
水道光熱費 -1.166
保険料 -9.9907
備品・消耗品費 -0.2048
雑収入 1.0095
定数項 8,093
となります。(偏回帰係数というのは、変数の「重み」です)
※この場合の補正R2は0.999945と非常に高い数値となります。
ここで注意したいのが、14変数の場合と17変数の場合では、回帰式を編成する(最後まで残る)勘定科目が違うことです。14変数の場合には、減価償却費と管理諸費が含まれていましたが、17変数の場合にはありません。逆に、17変数の場合には、事務用消耗品費、発送配達費、地代家賃、水道光熱費、備品・消耗品費が含まれています。つまり、14変数+3変数≠17変数なのです。
14変数と17変数の場合を比べてもこのように違いますから、勘定科目をエクセルの回帰分析に合うように16変数に削るときに、「これは利益に関係ないかな~」というような軽い気持ちで勘定科目を選んでしまうと、全く違う結果になってしまうのです。
ですから、なるべく会計ソフトを設定する際には、「販売費及び一般管理費」は16項目以内に絞り込んでいただいた方が良い。ということになるわけです。
(または、勘定科目をエクセルの回帰分析に合うようにする際に、16変数に削るのではなく、16変数になるように似たような科目をまとめるということで対処しても良いかと思います。)
注意事項: 説明変数の選択には、総当たり法、逐次変数選択法といった論理的選択法があります。両者とも手計算を行うのはとても大変なので、ここでは説明を省略します。
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