中途社員の給与の決め方
中途社員の給与の決め方は難しいと思います。
私も実際にサラリーマン時代はそうでしたが、中途入社であっても、異業種からの転職であっても本人はそれなりに社会経験を積んできていると自信を持っています。
しかし、雇用主としては、自社の業務の進め方にその人が適合できるかや、会社が要求する水準に応えてくれるか等、色々な不安が付きまといます。
そして、実力の分からないその社員さんの給料を決めるには、とても神経を使います。
方法論として、もっともポピュラーなのものは、ざっくばらんに前職の給料を聞いて、それに合わせるという方法があります。
しかし、この方法の最大の欠点は、同時に複数の社員さんが入った場合に使えないという点です。
そんな時に参考にしたいのが、他社はどうなのかという統計資料です。
厚生労働省の労働統計に「役職、年齢階級、勤続年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」という資料があります。
この資料から、年齢別勤続年数別の給与の平均が分かります。
今回私が計算したのは、この統計資料を基に年齢別・勤続年数別の年間給与の回帰式です(単位:円)。
全データ 年齢×821 +勤続年数×108,408 +3,061,431(定数項) (R^2=0.71)
高卒 年齢×(-9,299) +勤続年数×101,929 +2,891,117(定数項) (R^2=0.78)
短大・専門卒 年齢×2,559 +勤続年数×100,438 +3,023,675(定数項) (R^2=0.83)
大卒 年齢×105,900 +勤続年数×117,305 +483,447(定数項) (R^2=0.81)
この回帰式自体も使えますが、回帰式から面白い傾向をつかみました。
「学歴が高くなるほど年齢の影響が大きくなる」
ということです。
また、「転職を考えるなら大卒が有利」ということも言えます。
理由は分かりません。
しかし、興味深い傾向だと思います。
[参考]資料の場所
厚生労働省統計表データベース>厚生労働省統計表データベースシステム>労働統計/賃金/賃金構造基本統計調査>役職・職種・新卒・標準・短時間・企業規模5~9人>第2表/役職、年齢階級、勤続年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額/Excel
