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2006年08月12日

世帯貯蓄額(家計調査)で気になったこと

手許現金の設定について書いたとき、現金支出額をヒストグラムにしましたが、残念ながら、綺麗に正規分布(ベルカーブ)になっていませんでした。グラフがやや左に寄っていました。

分布が綺麗なベルカーブを描かない代表例として、よく日本の家計調査における世帯の貯蓄額が上げられます。

4z5_1.gif (画像をクリックすると大きくなります)

上記のようなヒストグラムを一度はご覧になったことがあると思います。

平成16年時の調査において、家計における平均貯蓄額は1,728万円でした。私の身の回りの人の平均が1,728万円も持ってないだろうな~と感じるのは、最頻値200万円以下、中位値1,052万円だからです。実に平均額を2/3の世帯が下回っているのです。

つまり、持っている人は相当持っていて、貯蓄の少ない人の分をかなり引っ張りあげている。という訳です。

今回は、このヒストグラムの「一番右側4,000万円以上の人の平均貯蓄っていくらなのだろう」というのが気になったので、ざっと計算してみたいと思います。4,000以上とありますが、この金額が相当高くないと平均が1,728万円にはならないからです。

 

と、思いましたが、統計局の年報がまだ平成16年分までしかHP上で公表されていませんので、データは平成16年を使って計算します。

この年の平均貯蓄は1,692万円です。

以上未満級央値度数級央値×度数
 1005082941,450
10020015054882,200
200300250546136,500
300400350532186,200
400500450481216,450
500600550435239,250
600700650469304,850
700800750421315,750
800900850376319,600
9001,000950355337,250
1,0001,2001,100671738,100
1,2001,4001,300496644,800
1,4001,6001,500447670,500
1,6001,8001,700341579,700
1,8002,0001,900333632,700
2,0002,5002,2506261,408,500
2,5003,0002,7504621,270,500
3,0004,0003,5006422,247,000
4,000 992 
合計  10,00210,371,300

年報のデータから級央値を求めて、級央値×度数を求めたのが一番右の値となります。この値の0円以上4,000万円未満の合計が、10,371,300万円となります。

ここで、黄色の部分は

10,371,300万円-平均値1,692万円×全度数10,002

となります。

計算すると6,552,084万円となります。したがって、4,000万以上貯蓄を持っているという人の平均貯蓄は6,552,084万円÷度数10,002となるので、なんと!

6,605万円

それは少ない貯蓄の分までカバーしてしまうよな~という位の額ですよね!

一般庶民の批判をかわすために、わざとヒストグラムを4,000万円で区切ったのかな~という感想でした。でもうらやましいな・・・

 

 

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投稿者 松波 竜太 on 2006年08月12日 16:56

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