収支分岐点(3)
…収支分岐点1式
…収支分岐点2式
吉澤大先生の本、山本敏彦先生のブログ、本間建也先生の本を参考に、自分なりに収支分岐点売上について、理解・検討を重ねてきました。
現在私が理解している限りの最終形が、税引後利益を出発点とする収支分岐点売上です。
よく「借入は税金を払わなければ返せない」と、言われるように、税引後利益が借入金の返済原資になります。
したがって、収支分岐点を求める際には、損益分岐点を求める際にはは気にする必要が無かった「法人税等」を考慮する必要があるのです。
資金の増減額=利益(1-税率)+非資金費用-運転資金増減額-借入返済額
を元にして、「収支分岐点(2)」と同様の展開をして求めました。
重複になりますが、「運転資金=売上債権+在庫-買入債務」ですので、お気をつけください(現金残高ではありませんよ!)。
残すところの検討事項はこの式における製品や仕掛品の在庫評価の問題です。
損益分岐点を求めるときの在庫評価は変動費部分のみの評価で行うということを考えると、運転資金を求める際も同様に、変動費部分のみの評価で考える方が良いのではないかと思います。
1式か2式か、はたまた、在庫評価は帳簿価額か変動費部分のみか…
まだまだ、他にも考えるべきことがあります。
1式で使う売上債権回転期間・棚卸回転期間・買入債務回転期間は、期末の値を使うのか、または平均をとるのか
はたまた、損益分岐点分析のように最少二乗法は使えるのか?
モンテカルロ・シミュレーションは?
試してみないと分からない問題が多い、この収支分岐点分析…
一番シンプルに考えると、
現金増減額=現金収入-現金支出
たったこれだけのことのはずなのです。
ここに売上や仕入と、日本の商習慣がからむと、とたんに面倒なことになるのですね
しばらく楽しめそうです!
[参考]

コメント:
■税金について
税金は、前期の利益にかかる計算で、時期がずれませんか?
■借入について
借入・投資など、どの分野まで範囲を広げて
収支分岐点を算定するか…利用目的しだいでしようか。
投稿者: ゴリラ本舗 | 2008年03月05日 05:45