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2008年03月03日

収支分岐点(3)

1siki_2.gif収支分岐点1式

2siki_2.gif収支分岐点2式

吉澤大先生の本山本敏彦先生のブログ本間建也先生の本を参考に、自分なりに収支分岐点売上について、理解・検討を重ねてきました。

現在私が理解している限りの最終形が、税引後利益を出発点とする収支分岐点売上です。

 

よく「借入は税金を払わなければ返せない」と、言われるように、税引後利益が借入金の返済原資になります。

したがって、収支分岐点を求める際には、損益分岐点を求める際にはは気にする必要が無かった「法人税等」を考慮する必要があるのです。

 

資金の増減額=利益(1-税率)+非資金費用-運転資金増減額-借入返済額

を元にして、「収支分岐点(2)」と同様の展開をして求めました。

 

重複になりますが、「運転資金=売上債権+在庫-買入債務」ですので、お気をつけください(現金残高ではありませんよ!)。 

 

残すところの検討事項はこの式における製品や仕掛品の在庫評価の問題です。

損益分岐点を求めるときの在庫評価は変動費部分のみの評価で行うということを考えると、運転資金を求める際も同様に、変動費部分のみの評価で考える方が良いのではないかと思います。 

1式か2式か、はたまた、在庫評価は帳簿価額か変動費部分のみか

まだまだ、他にも考えるべきことがあります。

1式で使う売上債権回転期間・棚卸回転期間・買入債務回転期間は、期末の値を使うのか、または平均をとるのか

はたまた、損益分岐点分析のように最少二乗法は使えるのか?

モンテカルロ・シミュレーションは?

試してみないと分からない問題が多い、この収支分岐点分析…

 

一番シンプルに考えると、

現金増減額=現金収入-現金支出 

たったこれだけのことのはずなのです。

ここに売上や仕入と、日本の商習慣がからむと、とたんに面倒なことになるのですね 

 

しばらく楽しめそうです!

 

[参考]

収支分岐点
収支分岐点(2)
収支分岐点(3)

 

 

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投稿者 松波 竜太 on 2008年03月03日 00:01

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この記事へのコメント

コメント:
■税金について
税金は、前期の利益にかかる計算で、時期がずれませんか?

■借入について
借入・投資など、どの分野まで範囲を広げて
収支分岐点を算定するか…利用目的しだいでしようか。

投稿者: ゴリラ本舗 | 2008年03月05日 05:45

コメント:
ゴリラ本舗のアドレス間違えました。
失礼しました。

http://gorilla-hompo.blogspot.com/

投稿者: ゴリラ本舗 | 2008年03月05日 05:54

コメント:
>ゴリラ本舗様

コメントありがとうございます。

おっしゃるとおりです。

現時点で私の理解している範囲では、収支分岐点分析は、無理を承知で損益と収支を結びつけた、という感が、正直否めません。

収支分岐点を求める際に、税のキャッシュアウトはタイムラグがあるので、加味することに疑問が生じます。かと言って、無視する訳にもいかないという、苦しい感じがします。

税金以外にも想定できるのは、売上・仕入のサイトが2月後の場合、
最初の2ヶ月間はどんなに売上を上げても収入はありませんし、
最後の2ヶ月間は売上0でも収入が入ってくることになります。

つまり、非常に矛盾を含んだ話ですが、実際の時間軸に合わせて考えてはいけないということなのだと思います。

この辺の使い勝手の悪さが、きっと収支分岐点の浸透を妨げているのではないでしょうか?

私も考え始めると頭の中でループが始まることがあります。

結論的には、あくまでモデルケースとして、

売上増加は必要運転資金増加につながり、売上の伸びほど収入の伸びにはつながらない。ではこの場合どれだけ滞留するの?

ということを根拠づけて知るための手段として、割り切って使う必要があるのではないかということです。

このような考え方であっていますでしょうか?

ゴリラ本舗様のブログ拝見しました(御同業の先生でいらっしゃいますね?)。

数式がたくさん出てきて非常に面白く、また、収支分岐点についても造詣が深くいらっしゃるようですね。

これからも、アドバイスをいただければ幸いです。

投稿者: 松波 | 2008年03月05日 07:03

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