交通事故の確率
昨日9/1は防災の日でした。
お客様へ向かう車の中で、東京FMの8時半頃の放送で、「東海地方に直下型の大地震がおきる確率は今後30年間で70%」もあるというコラムが紹介されていました。
実は、これは大変大きな確率で、
その放送でも、「交通事故にあう確率は30年で24%」と比べるととても大きな数字である言っていました。
大地震の確率は私は分かりませんが、とりあえず「交通事故にあう確率」は検証してみたいと思い、早速計算してみました。
その結果、人が20歳から64歳まで間に交通事故にあって死傷する確率は53.2%もあることが分かりました。
データは警察庁の平成17年中の交通事故の発生状況についてのP7.P8の人口10万人当たり負傷者数と同死亡者数のデータを下にしています。
集計データは以下の通りです。
[単位:人]
| 年齢層(才) | 負傷 | 死亡 | 死傷者数 |
| ~15 | 465.5 | 182 | 647.5 |
| 16~19 | 1,520.9 | 321 | 1,841.9 |
| 20~24 | 1,756.4 | 508 | 2,264.4 |
| 25~29 | 1,418.6 | 364 | 1,782.6 |
| 30~39 | 1,193.9 | 643 | 1,836.9 |
| 40~49 | 955.7 | 539 | 1,94.7 |
| 50~59 | 842.7 | 887 | 1,729.7 |
| 60~64 | 746.2 | 503 | 1,249.2 |
| 65~74 | 629.7 | 1,240 | 1,869.7 |
| 75~ | 382.2 | 1,684 | 2,066.2 |
20歳から64歳各階級ごとに年数をもとめて、死傷しない確率を年数乗すると「45年間1度も死傷しない確率」が求められます。1-(45年間死傷しない確率)をすることにより、「45年間に1度は死傷する確率」が求められます。
| 年齢(才) | 死傷しない数(人) | 年間死傷しない率(A) | 階級年数(B) | (A)^(b) |
| ~15 | 99,353 | 0.99353 | 16 | 0.901282 |
| 16~19 | 98,158 | 0.98158 | 4 | 0.982835 |
20~24 | 97,736 | 0.97736 | 5 | 0.891793 |
| 25~29 | 98,217 | 0.98217 | 4 | 0.93058 |
| 30~39 | 98,163 | 0.98163 | 10 | 0.830774 |
| 40~49 | 98,505 | 0.98505 | 10 | 0.860193 |
| 50~59 | 98,270 | 0.98270 | 10 | 0.839891 |
| 60~64 | 98,51 | 0.98751 | 5 | 0.939081 |
| 65~74 | 98,130 | 0.98130 | 10 | 0.828002 |
| 75~ | 97,934 | 0.97934 |
上の表のマーカーの数値を掛け合わせると0.467759となるので、1から引いた数0.532241が求めたい「45年間に1度は死傷する確率」となるわけです。
ちなみに、30歳から59歳までの30年で「45年間に1度は死傷する確率」を計算すると40%となります。
逆に「交通事故を起こす確率」は同資料P.23から
| 年齢(才) | 加害者数(1000人当たり) | 年間加害者とならない確率(A) | 階級年数(B) | (A)^(b) |
| ~15 | - | 16 | ||
| 16~19 | 2,884.7 | 0.971153 | 4 | 0.88951 |
20~24 | 1,878.6 | 0.981214 | 5 | 0.909533 |
| 25~29 | 1,306.4 | 0.986936 | 4 | 0.948759 |
| 30~39 | 1,039.2 | 0.989608 | 10 | 0.900807 |
| 40~49 | 921.8 | 0.990782 | 10 | 0.911551 |
| 50~59 | 960.2 | 0.990398 | 10 | 0.908024 |
| 60~64 | 1,019 | 0.98981 | 5 | 0.950078 |
| 65~ | 1,009.1 | 0.989909 | 10 |
となり、同じようにもとめると、20歳から64歳までに人身事故を起こす確率は45.6%にものぼります。なお、30歳から60歳までの30年間でも25.4%も人身事故を起こす確率があります。
ラジオの放送は全年齢で計算したものと思われますが、交通事故にあう確率も意外と高いのですね。「自動車保険」はもちろんのこと「交通障害保険」への加入の重要性を再認識しました。
それにしても、これよりも「大震災」の確率が高いのですからそのための備え、
・地震保険への加入
・危機管理対応マニュアルの作成
は是非行っておきたいものですね。
